突然のこと。
僕は、今日、アメリカへ発つ。
こうなることは、僕に見えていたのだろうか。
人生の歯車が、回っている。
人との出会いが、人生を紡いでゆく。
そう、ある人と出会った。
直感した。
この人から、学びたい。
ヨガも瞑想も、もう一つ先へ行ける。
そう直感した。
目の前に、成長のチャンスが、来ていた。
そして、それは、すごい速さで駆け抜けてゆく種類のものであることも感じていた。
これを逃したら、次はきっとない。
そんな何かを、感じた。
場所は、アメリカ。
時間は、何とか工面できそうだった。
提示された金額は、今僕が動かせる最大のものと同じだった。
以前の僕なら、見送ったかもしれない。
そうか、今回はこれを差し出す必要があったか。
そう思った。
世界中、70の国々を旅した。
それは、生き方を探す旅だった。
人間として、生を受けた。
その訳を。
幸せを実現してゆくその道を、世界中の人たちの生き方から、導き出そうと旅をした。
地球上で。
人々は、どんな地でも営み、生の灯火を保っていた。
世界中を旅し、切って切り離せなかったものが、何を隠そうお金だった。
どこに行っても、お金は紙でできており、人々は大切そうにしていた。
お金を得るために、労働していた。
先進国と呼ばれるヨーロッパ各国にも。
後進国と呼ばれるアフリカ各国にも。
お金は染み渡り、人々は息苦しそうに見えた。
お金の仕組みで、人々は縛られているようだった。
どの国でも、その支配は細部まで浸透しているように僕には映った。
この支配を、どうにか越えてゆきたい。
そう感じたことを、覚えている。
誤解を避けるために伝えると、僕はお金が悪いものだとは思っていない。
今現代を語る時に切り離すことのできない、重要なツールであり、エネルギーの一つの表れだと感じている。
それが今、支配体制に使われているに過ぎない。
お金がないと、食べ物が買えない。
そんな思い込みが、人を不自由にしている。
お金が、人と人の間に流れる愛情や優しさより力を持とうとしていること、それを許してしまうように、お金よりも優しさや愛情が弱っていることに、問題があるのだ。
お金そのものには、罪などなく、人の営みをより豊かにしてくれるツール。
それは、人と人の間を循環する、エネルギー。
人を助け、感動を生み、その対価となる、お金。
感動を分かち合う自分でありさえすれば、お金に困ることはないだろう。
そう、理解している。
そうわかりながらも。
全て差し出すとなった時、やはり覚悟が必要だった。
もう一つ先へ進めるという直感が、持っているお金の全てを差し出していた。
ヨガと瞑想のクラスを開いていた。
神様カフェと名付け、本心を語れる場を仲間と作っていた。
シャロムヒュッテという母船と出会い、本来の自分に還ることを目指す断食合宿をチームで主催した。
生まれたお金というエネルギー。
僕は、勤め人ではない。
毎月決まった給料といったものは、無い。
僕が手にしているお金は、顔のわかる人が手渡しで、渡してくれたエネルギー。
ドネイションという、それぞれに値段を決めていただくスタイルも導入していた。
多くを入れてくれた方々。
それは、僕に対する投資。
期待の表れであると、受け取らせていただいている。
正直、こういったいただき方をすると、もう、下手な使い方はできない。
どう使うかが、いつも大切だと感じていた。
その全てを、差し出す時。
お一人おひとりの顔が浮かんだ。
瞑想CDを買ってくれた方。
ヨガクラスに通ってくれる方。
合宿に参加してくれた方。
ドネイションに想いを乗せてくれた方。
お釣りはいらないからと余分に渡してくれた方もいた。
今後に期待してと、多めに払ってくれる方もいた。
お顔が浮かぶ。
ありがたい。
おかげさまです。
僕はこうして、また学ぶことができる。
アメリカへ、渡ることができる。
皆が、僕を押し上げてくれている。
ここで僕は、また変わってゆく。
行き着く先は、感動の場所。
この世界に生まれた、使命へと向かう。
もう、他のことで生きるのは、飽きたのだ。
僕を支えてくれる、方々。
これから出会うであろう、方々。
皆と、感動を生んでゆく。
天に、この命を使っていただく。
天命を、生きよう。
この旅は、天命へとつづく。
いつも旅が、僕を導いた。
その確信とともに。
いって来ます。
また、元氣な姿でお会いできること、心より楽しみにしています。
魂を震わせ、共に、感動しましょう。
☆帰国後すぐのイベント。3月17〜19日
スピリチュアル断食合宿「わたしを見つけ、わたしを生きる」@シャンティクティ
☆石川県近郊にお住いの方へ。3月22日
お会いできること、楽しみにしております。
山崎大